台湾の新型コロナの奇跡

台湾の新型コロナ感染者数510人、死亡者数7人、4月以降の市中感染者が「ゼロ」だといういう

この数字をみて驚きました

台湾の人口は2360万人、日本1億2430万人

日本の感染者9万3000人、死亡者1670人

欧米と比べて少ない日本の感染者、死亡者だが台湾は圧倒的に少ない

録画しておいた

テレビ東京ガイアの夜明け」新型コロナ台湾の奇跡にその封じ込め対策をみました

番組では

 台湾が新型コロナの封じ込めに成功した理由として

  • 「初動の速さ」

昨年12月、台湾では中国武漢で原因不明の肺炎が流行しているとネットでいち早く見つけすぐに感染防止対策に動き出した

まず、昨年12月31日に空港では武漢からの入国者に対し14日間の自主隔離とマスク着用義務付けした

1月初めには、中国・武漢からの入国を制限し25日には中国全土からの入国を遮断した

そして3月19日には、すべての外国人の入国を禁止した 

世界最速の水際対策だ

日本では中国の春節で多くの中国人の入国を許していた

東京オリンピックが中止にならないため感染者数を隠し対策を遅らせていた


封じ込めに成功したもう1つの理由が

  • 「正しい情報を絶え間なく国民に伝えること」

新型コロナ感染のデマが広まり混乱すれば感染拡大を防ぐことは出来ないとして、台湾では、コロナの対策チームが、毎日会見をおこない国民が知りたい事を事細かに答えていった
また、マスク不足による混乱を避けるため、政府はマスクが国民全員に行き渡るようIDによる「実名購入制」を実施し、さらにアプリで、店のマスク在庫数を把握できるようにするなど、様々な対策をとった

台湾が新型コロナの封じ込めに成功できたのには、2002年11月中国南部の広東省で発生したSARSウイルスの対策の失敗が教訓になった

院内感染という過ちからその対策の在り方を学んだ

翌年4月に台北市和平病院での院内クラスターが発生し多くの感染者と死亡者を出す結果となる

この経験があったからこそ今回の未知のウイルスにも早期対処が可能だった

こうして、新型コロナの封じ込めに成功した台湾、通勤ラッシュ、交通機関、オフィスでの働き方、学校生活、いまもコロナ対策を続けながら、台湾はどの国よりも早く日常生活を取り戻していた

 その点

日本では4月に厚生労働省の専門家チームが感染対策が何も取らなかった場合40万人以上が死亡すると発表し、テレビなどマスコミが恐怖心をあおりたてる報道が盛んにおこなわれた

習近平の来日の影響があるといって中国からの入国をためらっていた

正確な情報を国民に説明することもなくただただ感染対策だけが独り歩きしている状態が続いている

10ヵ月たった今でも感染拡大が続いている日本との違いは

初動の速さと正しい情報を事細かに国民に伝える、台湾から学ぶことは多い