消費税の総額表示義務化、どちらが消費者にとってわかりやすいですか?

消費税の総額表示が義務付けされてから8ヶ月ほどたちましたが

あまり変化がないのが実感です。

総額表示義務とは、事業者が消費者に対して、あらかじめ価格を表示する場合に、消費税額を含めた価格(税込価格)を表示することを義務付けるものです。

次に掲げるような表示が「総額表示」に該当します。

  • 1100円
  • 1100円(税込)
  • 1100円(税抜価格1000円)
  • 1100円(うち消費税額等100円)
  • 1100円(税抜価格1000円、消費税額等100円) 

わかりやすい総額表示のみを表示しているのは

以前からは総額表示しているのは「カインズホーム

義務化からはこれまでの本体価格をそのまま税込価格として総額表示(実質9%の値下げ)したのは「ユニクロ」と「ジーユー」です。

消費者にとってわかりやすい表示です。


でも、この表示ですと消費税がどの位払っているのかわからないということがありますが、いまは10%と食品類の軽減税率の8%ですからわからないことはないのですが・・・

 

写真はベルクとユニクロ総額表示のチラシですが、ベルクの方は税抜きの価格が大きく、税込み価格を小さく表示しており、店としては安い印象を消費者に与えたいのでしょうが、消費者は総額表示価格を支払うのですから、逆に総額表示を大きくしてもらいたいものです。


その点、以前から総額表示のみを表示していたのは「カインズホーム」、義務化からの「ユニクロ」は、すごくわかりやすく、良い印象を受けます。

さて、みなさんはどっち?

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ベルクとユニクロ