Amazonプライムビデオで2022年度、アカデミー国際長編映画賞受賞の濱口竜介監督「ドライブ・マイ・カー」を観ました。
3時間と長いのですが、ゆっくり、ゆっくりと物語が進んでいき、身をまかせつつ観ているともうラストかという感じでした。
村上春樹の短編小説が原作で、
妻を亡くした舞台俳優で演出家の家福祐介を「西島秀俊」が演じ、専属ドライバーの女性、渡利みさきを演じる「三浦透子」と出会い、ともに過ごすうちに、目を背けてきた妻の秘密と向き合う物語です。
さまざまな母国語を持つ俳優たちが集まり、それぞれに異なる言語を用いて、一つの舞台が作り上げられていきます。手話を用いる演者もいます。
題名のごとく車でのシーンが多いのですが、その車がスウェーデン製の乗用車で赤の 「SAABサーブ900」なんです。
東京や広島や雪の北海道で上空からの撮影で赤のサーブは印象に残ります。
この車は、古いフォルクスワーゲン(カブトムシ)の赤でもよかったかもしれませんが、日本車のレクサスなどでは雰囲気が出ません。
そういう意味ではサーブの存在はタイトル通り重要な役回りをしています。
ひとつ疑問だったのが
ラストシーンでなぜかドライバーの渡利みさきが一人、韓国のスーパーで買い物をして赤のサーブに乗っていたのは不思議でした。
なんで、韓国なの?って
まあ、時間があるときに、ゆっくり観れるおすすめの映画です。