今週日曜日の基本コースを受けたOさん、打った二八そばを翌日お友達にふるまったところ、切れてしまって、そのお友達もだまって食べていたと、メールをもらった。
その日に作ったそば稲荷でなんとか場を作れたとかいてあったが、さぞかし悔しかったと思う。
この時期、そば打ちは一年の中で一番難しいと思う。
気温、湿度、そば粉の保管状況など、最悪の状況下で打つことになる。
水回しの重要性が一番問われるときだ。
江戸時代のそば店、江戸には今でいう信号の間に一軒はあったと言われているそば店、そばを打つ条件は今の比ではないと想像できる。冷蔵庫、エアコン、水道などもちろんないが、まさか短いそばを提供していたとは思えない。
やはり技術は大したものだと思う。
タイムスリップしてそば打ちを見てみたいものだ。
さて、そのOさん、次回の講習は「水回し」を徹底的にマスターしてもらい、悔しさをはらしてもらいたい。
教えるほうも真剣だ。