アメリカの話です。
アメリカでは、新型コロナウイルスワクチンの普及にともなって経済活動が全面的に再開し、人手不足が深刻になっています。
商品のこん包や発送を行う物流拠点でも人手不足が続いていて、ネット通販の需要が高まっています。
そして、感謝祭やクリスマスの年末商戦の時期をまじかに控えて、商品を予定どおりに届けられないといった影響が広がる懸念があります。
米アマゾン社は、年末商戦に向けて物流拠点などで働く人材を確保するため、新たに15万人を臨時で雇用すると発表しました。
採用時には最大で3000ドル(34万円)を支払うほか、勤務する時間帯に応じて時給を上げるなど待遇を充実させています。
臨時の雇用期間が終わったあと、フルタイムで雇用することもあるとしています。
また、ディスカウント大手のターゲットも先月、商品のこん包などを担うスタッフを10万人、臨時で雇用すると発表しました。
1年で最大のかき入れ時を前に人材の獲得競争が激しくなっています。
アメリカは経済活動が活性化してきて人手不足となっています。
そのため、時給も上がってきています。
マクドナルドの時給は2400円ともいわれています。
日本はどうでしょうか?
日本人の賃金は90年代から下がったままで世界でも珍しい国となっています。
過去20年間の上昇率は0.4%にすぎず、ほとんど「昇給ゼロ」状態を推移しています。
G7(先進7カ国)イタリアと最下位を争い、2015年には韓国に抜かれ、差が開く一方です。
給料が上がらなくなってからもう20年になるんですね
これでは将来に不安をいだくのは致し方ないと思います。
おりしも、衆議院選挙が始まっています。
よく見極めて投票をしなければいけませんね。
アメリカの現状を見て考えてしまいました。