舛添要一氏のツイートに
「菅首相、コロナ対応、さらに猛暑でお疲れだと思う。自民党はもっと首相を助けねばならない。
間違っているときには諫言し、官僚とは違う国民の視点から政策を提言すべきである。
菅首相も、ゴマすり議員ではなく、真に国民のことを考える議員を重用したほうがよい」
この中に「諫言(かんげん)」とありますが、意味がよくわからないので調べてみました
諫言とは
目上の人の欠点や過失を指摘して忠告する人と書いています
これはなかなか出来ることではありません
忖度政治といわれてから暫く時間が経っていますが
目上の人が決めないとできないことです
部下は上司に向かって諫言するのは勇気のいることです
現役の時に私が中間管理職になった時、上司から「ばくひん」を持たなければ「裸の王様になるからな」と言われたことがあります
その「ばくひん」は漢字でこう書きます
「幕賓(ばくひん)」とは、出仕、仕官(民間から出て官に仕えること)することを好まず、一種の浪人的風格と気骨をもった人物のことで
よき先輩
畑違いの友人
などにあたります
この諫言や幕賓は
上に立った人が学ぶ「帝王学」にでてきます
帝王学とは
「人の上に立つ者が身につけておかなければならない学問」つまり「人間学」である
それには3つの基本があります
- 原理、原則を教えてくれる師を持つこと
- 諫言してくれる側近を持つこと
- よき幕賓を持つこと
この3つの柱が帝王学の基本であるとしています
「直言してくれる側近」は、今でいえば社長の右腕や執行役員(COO)、あるいは身近な友人が該当するかもしれません
周囲をイエスマンばかりで固めたら、新しい風は吹きません
このコロナ過の中での東京オリンピック開催、緊急事態宣言などみてますと、この諫言や幕賓がいかに大切かがよくわかります