歩くことは健康にいいのですが、どのくらい歩いたらよいのか、たくさん歩いたほうが効果があるのかですが、1日9,000~1万歩歩くことにより、死亡リスクは30%以上減り、心血管疾患のリスクは少なくとも20%減少します。
しかし、1日1万歩も歩かなくても健康にいい、座る時間が長めでもOK、最新の研究で明らかになりました。
米ニューヨーク市のモンテフィオーレ医療センターの心臓科医マリオ・ガルシア氏の調査結果です。
平均的な米国人の歩数は1日4,000歩ほどだといいます。やはり車社会なのでこうなるのでしょう。
日本はというと
厚生労働省が2019年の国民健康・栄養調査によると、日本の成人男性の平均歩数は1日6,793歩、成人女性は1日5,832歩との結果です。
意外と歩いているのかなあと思いますが、高齢者はそんなにでもないと思います。
ウォーキングが好きになれない人は、別の方法で歩数を増やすことができます。
たとえば、1日のどこかで少しずつ歩数を稼ぐためには
- 駐車場の中の遠い位置に車を停めてみる
- 数階分だけエレベーターの代わりに階段を使う
- 電車やバスを少し早めに降りて残りを歩いたりする
1日に1,000歩増やすのは、ほんの10分ほど歩くだけで達成できるため、歩ける人ならほぼ誰でも1日のどこかで行えます。
また、歩数が多いほど心臓の健康と長寿につながることが証明されています。
それとは別に、1日の中で座っている時間が長いほど心血管疾患のリスクと死亡率が高まることが示されています。
このように歩くことは健康のためにいいことははっきりしていますので、躊躇なく歩くことを習慣にしたいものです。
連続して歩かなくともこまめに歩けば結構な数字になります。
スマホの歩数計や身につける万歩計はその意欲を促してくれます。