「 2024年問題」でバスの運転手が不足しているというニュースです。
そのため、バスの運行が廃止になったり、間引きになったりしています。
2030年度には全国で36,000人のバスの運転手が不足するといいます。
先日北海道の田舎に帰ったんですが、いつも利用している旭川駅⇔遠軽行きの高速バスが4月から休止になり、あてにしていただけに慌ててしまいました。
首都圏では、横浜市営バスが乗務員不足により平日の日中から夜間を中止や減便にしました。
また、茨城交通も4月から水戸市など12市町村を走る路線の1部を減らし、利用が少ない路線を中心に減便しました。
私が住む北本市でも「けんちゃんバス」が4月から減便です。
北本市役所や文化センターに行く便が減便になり、不便になりました。
ところで、バスの運転手は全産業平均と比べて、労働時間は1割長いのに年間所得額は約2割低い390万円なのだそうです。
これでは人は集まりませんね。
バスは地域の足で、それを守るためにはどうしたら良いでしょうか?
欧州のように自治体がバス事業者と契約を結んで路線バスをしっかりと運行してもらうと言う仕組みを導入しているところもあります。
利用者もバスの減便や運賃値上げをある程度は受け入れながら、バスを活用していくべきとの指摘もあります。
運転手の処遇改善を図りつつ、高齢化社会に不可欠な地域の足を守って欲しいものです。