そば打ち道具

手打ちそばを始めるにあたってその道具について考えてみたい。小生の場合、振り返ると、ずいぶん遠回りしてきた感がある。そば打ち教本では道具についてきちっと紹介している本は少ない。考えてみると最初にそばを打つ環境は家庭である。ホームセンターやデパートで「手打ちそばセット」なるものを買い込むことから始まるが、それはなんとも使い勝手が悪いセットであることに使ってみて気がつく。それは家のどこで打つことを考えているのかが疑問である。たいがい、食卓テーブルで打つことになるのだが、そこで打つとだいたい周りが粉だらけになり奥方の冷たい目が、そば打ちを続ける意欲を失い、その道具は押入れの奥深くしまいこむことになってしまう。そこで挫折した人と新しくそば打ちを始める人の為、小生の経験からオリジナルのそば打ち道具を勧めている。それは、打ち台(ランバーコア60×45×2.4)これは家庭の流しにぴったりのサイズで最大800g(8人前)までOKだ。麺棒は(60×3)で打ち台のサイズとマッチしている。こま板は手作りの26×26の軽量タイプ(150g)、包丁は刃渡り27cmの普及型、それに延しのときに欠かせない、そば厚みゲージ2枚セット(5×5×1.5)である。この4点セットで6,700円である。あとの道具はホームセンターと百均で間に合ってしまう。この道具は市民大学きたもと学苑のそば教室で使っているが、販売の紹介をしたところ11名の生徒のなかで9名から注文があり、明日の最終の教室で納品を行う予定である。