あっという間に5月の連休が過ぎていきます。
月日の経つのは早いと感じるのは歳をとった証拠です。
だって、元旦の能登震災と2日の羽田の事故からもう4ヶ月も過ぎたのですから、
今まで当たり前のようにあった日常は壊れてしまって、それを少しずつ忘れてしまいます。
年取ってくると忘れることが多くなりますが、これも自然のこと受け止めることが大切だと思うのです。
年取ってくると忘れるのは当たり前で、思い出そうと苦労するより「忘れました」、「忘れちゃった」と流してしまいたいと思います。
忘却とは忘れ去ることなり、忘れずして忘れずして、忘却を想う心の悲しさよ。
これは1952年に始まった。NHKラジオドラマ「君の名は」の冒頭のナレーションです。
主人公の春樹と真知子が、互いに愛し合いながら、すれ違ってなかなか会えません。
忘れてしまったら、どんなに心が軽くなるだろう。だけど、忘れられないと言う2人の心を読んだものです。
人は忘れることで生きていけると思います。覚えておかないといけないことでも忘れてしまったり、どうでもいいことを何十年も覚えていたりします。ここが難しいところです。