そば繁盛店の条件

そば繁盛店の条件として、そばの量とつゆが大切と、全国蕎麦製粉協同組合の「鈴木さんのそば日記」に「蕎麦屋さんに聞いて貰いたいこと1・2・3」は興味深い記事である。それによると、そば業界は、この20年間1.6倍伸びているので、そばは消費者から支持されているという。それにもかかわらず、そば店はなぜ落ち込んでいるのだろうか、全国35000店のそば店の中には落ち込むどころか順調に推移している店がたくさんあるという。そして、その店は、お客に何らかの形で満足を与えているという。そばが美味しいというのは必要条件で十分条件ではないという。それではなにかというと満足=満腹だという。どの飲食店にいってもそのメニューは大人一人が満足できる量を設定しているという。そば店はどうだろうかと疑問を呈している。鈴木さんはその量として、茹で麺で250g~300gを欲しい、そして理想は大盛りで400g、並盛で270g、小200gといっている。並盛の270gは生麺では180gになる。そして、その量を食べるには鰹節をたっぷり使った美味しいつゆが欲しいと言っている。具体的な量は書いていなかったが、量を重視して繁盛した店の紹介も書いてある。28席の店で月間150kg(業界平均は70kg未満)というからすごい。この記事はそば屋さんにとって一見の価値があると思う。ちなみに「築地そばアカデミー」の並盛のそばの量は生麺で150g、茹で麺で225gである。鈴木さんの理想量は180gだから30gアップしなければならない量だ。