長くつながったそば

「そば教室」の受講生に必ず聞くことがある。前回打ったそばは長くつながっていましたか?と。10人で2人くらいは短くなってしまったという。切れやすいそばの原因を考えてみると、まず「水回し」の失敗(水が均等にいきわたっていないので「地のし」の時にひび割れがする)、次に「延し」懐の中で延していけばよいのに斜め奥に延すから麺体にひびが入る。3番目にそばの保管状態、切った後のそばが一番弱いのに扱いが乱暴な人が多い。また、保蔵容器の問題がある密閉できて薄い容器がベスト、小生が勧めるのは100均で売っている「ベーコン保存容器」だ。そして最後が「茹でかた」だ。鍋に乱暴に入れたり、箸を使ったりする人が多い。来月のキタガクそば教室では「切れないそばの作り方」を念頭に教えていきたいと思っている。