学ぼう!ワクチンの基礎知識

ワクチンの接種が始まりました

高齢者へのワクチン接種はまだ見通しが経っていませんが、順番が来た時に「打つ」、「打たない」の判断をするにはワクチンの仕組みや効果、安全性など理解しておく必要があります

 東京新聞に「学ぼう!ワクチン」新型コロナと闘う!という特集記事が載っていましたのでまとめてみました

 

ワクチンは何のために打つのか

答えは

免疫をつけるためにです

免疫とは

細菌やウイルスといった病原体を取り除こうと働く防衛機能です

免疫には二つあります

  1. 自然免疫 もとから体にもっているもの
  2. 獲得免疫 ワクチン

病原体が体内にはいるとまず働くのは自然免疫で病原体を食べたり分解します

次に自然免疫を担う細胞から受け取った情報を基に病原体を見分け「抗体」をつくり次に入ってきたときに素早く攻撃出来るようにします

 

ワクチンの種類は二つあります

  1. 生ワクチン 弱毒化した病原体を体内に入れ軽く感染させる 麻疹(はしか)、   風疹を防ぐMRワクチン
  2. 不活性ワクチン 日本脳炎、肺炎球菌、インフルエンザ

米国ファイザー製薬のワクチンは遺伝物質「メッセンジャーRNA(mRNA)を人工的に合成したもので細胞に取り込ませることでウイルスの成分を体内で作ることによって抗体が出来るものです

 

高齢者が接種を受ける順番が早いのには

新型コロナに感染して発症してしまうと重症化する確率が高いためです

30代を1とすると

60代は25倍

70代は47倍

80代は71倍

これでは心配でワクチンをするしかないと思いますね