世界の人口が15日、80億人の大台に到達しました。
国連の推計によると、2010年の70億人から12年間で10億人が増えました。
国連は15日を「80億人の日」としました。
世界の人口は、平均寿命の伸びや母子の死亡率の低下を背景に増加を続けていて、来年にはインドが中国を上回り、世界で最も人口が多くなるとみられています。
また、今後2050年までに増える世界の人口の半数以上は、アフリカになる見通しだということです。
一方で日本を含む61の国や地域では、出生率の低下などから2050年までにそれぞれ人口が1%以上減少すると、予測されています。
世界全体の人口増加のペースも徐々に鈍っていて、2080年代におよそ104億人のピークを迎えたあとは、減少に転じる可能性があるとみられています。
各国の人口は
2020年
1位 中国 14億4850万人
2位 インド 14億660万人
3位 アメリカ 3億3,480万人
4位 インドネシア 2億7,910万人
5位 パキスタン 2億2,950万人
6位 ナイジェリア 2億1,670万人
7位 ブラジル 2億1,540万人
8位 バングラデシュ 1億6,790万人
9位 ロシア 1億4,580万人
10位 メキシコ 1億3,160万人
11位 日本 1億2,560万人
12位 エチオピア 1億2,080万人
13位 フィリピン 1億1,250万人
14位 エジプト 1億600万人
35位 ウクライナ 4,320万人
56位 北朝鮮 2,600万人
日本の人口は2004年の1億2769万人をピークに28年後の2050年は9,515万人となると予想されています。
内容は
- 高齢人口が約1,200万人増加
- 生産年齢(15歳~65歳未満)人口は約3,500万人に減少
- 若年人口(15歳未満)は約 900万人減少
その結果
高齢化率は約20%⇒約40%に上昇します。
どんどん人口が減っていく日本、どんどん増えていく世界の人口、この現実をどう受け止めたらいいのか?
私たちがいなくなった世界はバラ色の世界になるのかどうか、をあまり考えたくない「80億人の日」でした。