日本の大手メディアは、国民の生活を圧迫する値上げなどの社会問題について「政府の無為、無策を批判する」という当たり前のことをしなくなりました。
NHKニュースを見ていて驚きました。
「ガソリン値上がり続く」、「約15年ぶり高値」のタイトルで、普通ならどうして値上げなのかを説明して、国ができる対策はないのでしょうか?というべきところを
「ガソリン代抑える運転のコツ」、「アクセルをゆっくり踏めば燃費が良くなる」、「不要な荷物をのせない」、「乗る前にタイヤの空気圧を適正値にする」、
「エアコンをつける前に窓を開けるなどして、外気を入れる」、「車間距離にゆとりを持って、加速減速の少ない運転を心がける」など皆さんができることに話題を転嫁しています。
食料品の値上げ、ガソリンの値上げ、電気代ガス代の値上げも、お天気ニュースのように日々の変化だけ報じています。
これといった施策を示さない政府の責任を追及してはいけないと命じられているかのように、そこには触れないで、代わりに出すのは、節約レシピと節約運転の仕方などです。
これって何かおかしいですよね
もう値上げは当たり前のことで、なぜ値上げなのか、対策はないのかという視点が全くありません。
諸外国ならスト必死でしょう。
日本人はなぜこんなに従順な国民になったんでしょうか?
たぶんマスコミに大きな責任があると思います。