降水量にmm(ミリメートル)を使うのはなぜ?

大型台風7号が猛威を振るって日本海に抜けたようです。

一時間に80mm(ミリメートル)を超す、今まで経験したことのない大雨と表現しますが、そのミリメートル、報道では略してミリといいますが

 

ふつう水であればペットボトルの水は2ℓ、500mlといいますね

しかし、降水量はmm(ミリメーター)を使います。

何リットルとか、何ミリリットル、量で表した方がわかりやすいんじゃないかなと思っていました。

疑問に思っていてもしょうがないので、調べてみました。

まず降水量とは

降った雨がどこにも流れ去らずにそのまま溜まった場合の水の深さで、mm(ミリメートル)で表しています。
例えば、「1時間で100ミリの降水量」は降った雨がそのままたまった場合、1時間で雨が水深10cmとなるということです。水の範囲は、1平方メートルです。

 

降水量をmm(ミリメートル)で表す、使う理由は、測定する際にためる容器の面積が異なると比較ができなくなるためです。

そのため、単位面積あたりの水量で表します。

メートルは基本的に距離、長さ、高さなどを表す単位です。

 降水量を深さで表現するのは、雨が(どの面積あたりにも)均等に降ることから

雨量を表現する際に、「1時間に○○mmの雨が降ります。」と言います。

 

ちなみに
1時間に30ミリ以上50ミリ未満の雨は「激しい雨」と表現され、バケツをひっくり返したようにとなります。
また、今回の台風7号の1時間に80ミリ以上の雨は「猛烈な雨」と表現され、息苦しくなるような圧迫感があり恐怖を感ずるということになります。