北本駅そばのそば畑です
今、白いそばの花が満開です
新そばの季節がやってきました
そうはいってもまだ花が咲いた状態ですから収穫はまだ先になります
本州ではそばは8月の下旬に種まきをおこない10月下旬から11月上旬に収穫です
そばは収穫まで75日と早いので「救荒作物」といわれています
救荒作物とはお米が飢饉とか災害などでとれなくなった時のための食物をいいます
さて、その新そばですが10月初旬からは北海道産の新そばが出回っています
きのう鴻巣市の松村製粉所で北海道砂川産の新そばを仕入れしてきました
私は以前東京の「築地そばアカデミー」でそばを習っていた時、先生からの紹介で2004年~2008年の4年間、埼玉県の坂戸市でそば栽培をやってきました
そば打ちを教える身としてはそばがどのようにできるかを体験することは必須のことと思いはじめました
交配のためのミツバチの配置や害虫の夜盗虫の駆除などいろいろな経験を積んできました
そば栽培なんてやせた土地でも簡単にできるという話がありましたが
そんな簡単なものではありませんでした
国産のそば粉ってものすごく貴重なんです
そば粉全体に占める国産そば粉の割合は20%くらいでしょうか
そのほかは中国産がほとんどです
価格は国産そば粉の5分の一の価格です
ですからこの国産のそば粉で打ったそばは
お店では一人前800円~1000円っていわれても納得しなければいけません
そんなわけで「新そば」を楽しめる季節が訪れてわくわく気分です
新型コロナ感染拡大で4月から休止していましたそば道場の例会は11月から再開します