youtube開いたら古今亭志ん朝の「芝浜」が載っていたので見ようとしたら脇の欄に
中田敦彦のYouTube大学「落語の歴史」があったので興味をひかれて見てしまった
中田敦彦は落語には詳しくなかったので
落語の歴史をYouTube大学に載せる為に
立川談慶が書いた「教養としての落語」という本で勉強をしたそうです
その内容は
・歴史と組織
落語は仏教由来だそうです
上方落語(大阪、京都)と江戸落語(東京)があります
古典落語と新作落語があります
古典落語は江戸時代から明治にかけて作られたもので300席、落語家が1000人なので、ずいぶん被ります
階級 前座見習い⇒前座⇒二つ目⇒真打ち
真打ちになるのには10年~15年かかります
現在組織は4団体
- 落語協会 1923年
- 落語芸術協会 1930年 柳家金語楼 落語協会からラジオの出演はだめと言われて作った
- 円楽一門会 1978年 三遊亭圓生
- 落語立川流 1983年 立川談志 弟子の真打昇格で柳家小さんと喧嘩してつくった
・屋号 立川、林家、桂、三遊亭、古今亭、春風亭
・内容
構成 枕⇒本題⇒落ち
キャラクター 熊五郎(江戸大工)、八五郎(江戸大工)、一八(芸人)、ご隠居(アドバイス)、大家(うるさい)、若旦那(ぼんぼん)、与太郎(バカ)、権助(田舎者)
・伝統芸能との比較
庶民対象は演劇、歌舞伎、演芸、落語
武家対象は能、狂言、文楽、講談
・有名古典落
「寿限無」(子煩悩)、「まんじゅうこわい」(いたずら)、「時そば」(ケチ)、「芝浜」(酔っぱらい)
・名人
- 立川談志、異端児、16歳 入門、21歳 真打ち、29歳「現代落語論」、35~41歳 参議院議員 2007年12月18日、東京・有楽町よみうりホールでの伝説の高座は「芸術の神(ミューズ)が舞い降りた」と言われました 落語は業の肯定(泥棒、酔っぱらい、不倫)人殺しは出てこない
- 柳家小さん 落語会初の人間国宝、
- 古今亭志ん生 不良、ラジオ全盛期の申し子、小学校退学、14歳で浅草へ酒、賭博、17歳 弟子入り、21歳 真打ち
- 古今亭志ん朝 エリート、志ん生の次男、談志のライバル
- 桂文楽 完璧主義、78歳の高座で登場人物を忘れて、「もう一度勉強して参ります」と言って途中退場し、4か月後に死去
落語の歴史をこれだけ順序だてて話をされると理解が出来ます
古今亭志ん朝の「芝浜」を見ました
47分と長いのですがやはり名人と言われるだけあってその芸は光っています