高齢者のネットによる詐欺は増加しています。
パソコン、スマホ教室でも
- 変なメールがきたんですけど
- ショートメールが来たのでクリックしちゃった
など
詐欺に関する問い合わせや相談が来ています。
次回の教室はネット詐欺のに合わないためには、がテーマになります。
そこで、具体的な事例を交えて、その対処法をみんなで勉強していこうと思っています。
まず
高齢者が詐欺に遭いやすい理由としては
- 犯人が高齢者の孤独感に付け込んでいる。
- 高齢者の単身暮らしは、誰とも会話をする機会が無く、寂しさを抱えているケースが多いため、親切を装って話しかけると心を許してしまいやすい。
- 高齢者は社会との繋がりが少なく、相談できる相手がいないケースが多い。
- だまされていることに気が付きにくい。
- 高齢になると認知機能が衰えるため、判断力、理解力が低下している。
高齢者を狙う詐欺の事例
- オレオレ詐欺(振り込め詐欺)
息子や孫などになりすました犯人が、高齢者に電話をかけお金をだまし取る詐欺です。
「交通事故を起こした」「会社のお金を横領した」などと偽って、口座にお金を振り込ませたり、現金を郵送させたりします。警察官や会社の上司を装った犯人が、自宅にキャッシュカードやクレジットカードを取りに来るケースもあります。
70才以上の高齢女性に被害が多いのが特徴です。 - 還付金詐欺
市役所の職員などになりすました犯人が、医療費や年金などの還付金があると嘘をつき、ATMで犯人の口座に振り込ませる詐欺です。
お金を受け取るにはATMでの操作が必要だと説明し、電話を繋いだままATMまで誘導し、巧妙な話術を使ってお金を犯人の口座へ送金させます。 - 架空請求詐欺
犯人が市役所の職員などになりすまして偽の請求書やメールを送りつけ、お金を請求する詐欺です。
本人に身に覚えがなくても、差出人が公的機関で「未納のためすぐに入金してください」と記載があり、「訴訟」「差し押さえ」など不安をあおる文言の記載があると、請求書の連絡先に問い合わせをしてしまうケースが多い。 - キャッシュカードをだまし取る詐欺
犯人が警察などになりすまし、口座が詐欺の被害に遭っていると嘘を言い、キャッシュカードをだまし取る詐欺です。
犯人が家まできて、キャッシュカードを受け取り、暗証番号を聞き取ります。キャッシュカードを確認すると言い、偽のカードとすり替えるケースもあります。 - 送り付け詐欺
購入していないはずの商品を勝手に送りつけ、代金を請求する詐欺です。
その他、老人ホームの入居権などの当選を偽って、代金を請求するケースもあります。 - ネット詐欺
Amazonや楽天、銀行などを装った犯人がメールを送り、個人情報や口座番号やクレジットカード番号などを盗み取ったり、インターネット閲覧中に架空請求画面が表示されるワンクリック詐欺などです。
こんなにたくさん高齢者を狙う詐欺があります。
つねに周りは危険だらけです。
高齢者がスマホを持ち始めてからスマホを使った巧妙な詐欺が増えています。
教室では具体的な対処法を勉強して詐欺の誘惑に逢わないようにしていきます。