「望まぬ転勤やめます」という会社が増、昔から望む転勤なんて・・・

会社員の転勤、変わりつつあります。

現役のころは転勤は当たり前で、家を新築したら必ずと言っていいほど転勤になりました。(どうしてなのかいまだにわかりません)

そして、家族と転勤先にいくため、新築した家を他人に貸したという、なんとも言えないこともみてきました。

 

私の場合は、勤めていた会社は埼玉、群馬、新潟の3県がエリアでしたが、転勤は埼玉のみでしたので自宅から車🚘で通いました。

 

新潟に単身赴任した場合は、気をつけなければいけないと先輩からよく言われたものです。

新潟は米どころ、お酒が旨い、日本海の魚が美味しい、物価が安いなど、魅力的な地です。

そして、管理職なら名士扱いにされ、夜の世界では大もてになります。

それで、身を崩し離婚していく人も少なくなかったです。

 

私も出張で、何回となく新潟訪れましたが、仕事を終えて、新幹線の最終まで飲み歩いたものでした。

転勤していたら、たぶん、身を崩していたな、と思ったほどいい地でした。

 

さて、転勤の目的は、各地で経験を積ませて社員の成長につなげることなどでした。

それ以外にも仕事ができない部下を上司が意図的に転勤させたこともあったかもしれません。

 

ところが、最近、コロナ禍もあり、望まぬ転勤や単身赴任の見直しを進める企業がIT系を中心として増えています。

育児や介護など生活環境の変化で転勤が困難になる社員も少なくありません。

離職防止や働きがいにつながるとの判断から転勤の廃止や猶予期間を設ける会社も出てきました。

NTTも転勤や単身赴任を原則廃止すると発表したり、世の中その傾向に動きつつあります。

そして、転勤は退職を考えるきっかけになると答えた人が6割以上もいるそうです。

 

そういったこともあり、企業側が優秀な人材を確保するため転勤制度の見直しに動き出しています。

 

現時点では転勤制度を見直すことができるのはテレワークが根付くIT系の大企業が中心で、製造業や流通サービスなど現場がある職種での廃止は進んでいないようです。

 

望まぬ転勤という人たちが増えつつあるというのは、私たち現役の時代でもそうでしたが、会社ってそういうものか程度に思っていました。

今の人達は嫌だと思ったら、結構その表現をストレートにするものと感心させられます。