調理師の免許を取得したのは2007年でした。
取得のきっかけは手打ちそばをやっているので、そばに関する料理を提供するためには必要かなと思ったからです。
免許を取るためには
1.調理理論
2.食品衛生学
3.公衆衛生学
4.栄養学
5.食品学
6.食文化概論
の6科目を習得する必要があります。
その中で大切な項目は
公衆衛生学でした。
いわゆる食中毒などを出さないための種類や注意することなどです。
食中毒の発生件数は飲食店が一番多く、次に家庭です。
その家庭が意外と多いのです。
家族が食べるのだからという事もあって、他人に提供する飲食店にくらべてややルーズになるからなんでしょうか。
そこで家庭で食中毒を起こさないための
食中毒予防のポイントを確認したいと思います。
特に夏は細菌性の食中毒に注意です。
なぜ夏は食中毒が多いかというと、食品に付着した細菌がもっとも増殖しやすいのが20~35度くらいで、気温が高ければ品温が上がるのも早く、細菌が好む温度になりやすいというわけです。
そこで
- 食品の購入に関して
消費期限のチェック、生鮮食品などは最後に買って、保冷材を活用、肉と魚は分けて包む - 家庭での保存は
食材はすぐに冷蔵庫へ、冷蔵庫の詰め過ぎに注意、冷蔵庫の使用率は7割程度に、肉魚、野菜は別々に、冷凍庫はきっちり詰める - 料理の下準備は
常温解凍はしない(冷蔵庫で)、繰り返しの冷凍や解凍を避ける、肉や魚より野菜を先に - 調理のとき
手指は中性洗剤でまめに洗う、加熱は充分に、調理を途中で止める時の食品は冷蔵庫に、フライパンの加熱は75℃以上、まな板は熱湯殺菌や漂白剤を使って - 食事の時
食器類を清潔に、食べ物は長時間放置しないように、取り分ける時には専用の菜箸やスプーンで(コロナ) - 残った食品
片付けの前にも手洗い、冷蔵庫には小分けした状態で、残ったカレーは鍋ごと冷蔵庫に、残った食品は「あやしい?」と感じたらすぐ処分する
以上の注意点をチェックして大切なご家族が食中毒にならないように・・・