和田秀樹の「ぼけの壁」要約(4の3)・・・

認知症の人を介護するには優しく接するのが鉄則です。

𠮟りつけるのは認知症の進行を早めます。

こんな症状の時はどうする?

◆ものを取られたと言い始めた時どう声をかける?
×何言ってんのよ誰が取ったというの
〇一緒に探してみようか

◆自宅に居るのに帰りますと言い始めた時には?
×何言ってんのここが家でしょ
〇じゃあそこまで送りますよ

◆排泄トラブルが起きているのにおむつを嫌がる時には
×何度も漏らしたじゃないか
〇おむつをつけると安心して外出できるよ

◆食事をしたばかりなのにまだ食べていないという時には
×さっき食べたじゃないの
〇お茶でも飲んで少し待っててね

◆同じものばかり買ってくるときには
×だめじゃないの同じものばかり買ってきて
〇よく確認してから買い物に行った方がいいね

◆同じ話ばかり繰り返す時には?
×またその話
〇ふーんそれからどうしたの

◆訳のわからないことを頑固に言い始めた時には?
×ばかなこと言わないでいいから黙ってて
〇気持ちはわかるけど〇〇という考え方もあるんじゃない

◆風呂に入りたがらない時には?
×お風呂入ってよ臭うわよ
〇お風呂入ると気持ち良いわよ

◆昼と夜の区別がつかなくなり夜中起き出した時には?
×何時だと思ってんのよ
〇起きるのが少し早かったようね、もうちょっとお布団に入っていようよ

◆デイサービスに行ってもらいたい時には?
×こっちも大変なんだから行ってよ
〇ものは試しだから、行ってみたらどう

◆死にたいが口癖になった時には?
×また始まったいい加減にして
〇何がそんなに悲しいの話してみて

 

次回に続く・・・