和田秀樹の「ぼけの壁」要約(4の4)・・・

ぼけることは脳からの最後のプレゼントといえます。

認知症とは穏やかな最期を迎えるための適応機能であり、人体に備わった究極の終活機能です。

 

認知症より恐ろしいのは「老人性うつ」です。

全国で400万人~600万人と推計されます。

そのうち高齢者は120万人~200万人と推計されます。
うつ病は「自殺」という死に至る病であることを認識しましょう。
別名、「心のがん」から大切な命を守るために
うつ病はとにかく早期発見、早期治療が大事です。
薬剤治療「選択的セロトニン再取り込み阻害薬」になります。


うつ病はある時期から急に症状が出るので、いつから始まったか大体わかります。
認知症はゆっくり進行しますので、人に聞いてもいつ頃から発症したのかよくわからないことがあります。

「老人性うつ」は適切に治療すればかなりの確率で治る病気です。


「老人性うつ」を初期のうちに見抜く方法
・食欲がない
・眠れないようだ
・いつもだるそうにしている
・表情が暗い
・反応が遅い
・落ち着きがない
・声が小さくなった
・口数が極端に少なくなった
・部屋に閉じこもっている
・眠ってばかりいる
・涙もろくなった
・着替えをしなくなった
・お化粧をしなくなった

・風呂を沸かしても入浴しない
・好きなテレビ番組さえ見なくなった
・よく出かけていたのに出掛けなくなった
・急に十歳ぐらい老け込んだように見える
・飲酒量が増えた
・自分を責めてばかりいる

自覚症状
・やる気が出てこない
・集中できない
・不安な気持ちが続く
・物事に対する興味が湧いてこない
・物事を決められない
・疲れが取れない
・体が鉛のように重い
・フラフラする
・眠れない
・体重が減る
・動作が遅くなる
・頭が重い
・頭が回らない
・物忘れが増える

認知症か老人性うつかを見分けその対処方法が違います。

 

要約おわり・・・