角打ち(かくうち)って・・・

人気ドラマ「孤独のグルメ」原作者である久住昌之さんが、ふらっと立ち寄ったお店、そこで嗜んだ地酒について気ままにつづりますとTwitterに投稿があり、そのタイトルは「門司港の激シブ角打ちで、数年ぶりに飲んだ」とありました。

その「角打ち」ですが、懐かしい言葉です。

「かくうち」と読みます。

それは何かといいますと

酒屋さんの店頭に設けられたスペースで、立ち飲みでお酒を楽しむことを「角打ち」といいます。 

角打ちの魅力は、
「手軽に安く飲める」
「店主や客との距離が近く親しみやすい」
「酒屋ごとの歴史や文化、雰囲気や地域性など深い味わいがある」
「おかえり!と言ってもらえる家庭的な温かさがある」
「一生涯の友人や伴侶など思いがけない出会いが生まれる」
「落ち着く」
「とにかく楽しい!」

など挙げればきりがありません。


角打ちと立ち飲みの違いは?
立ち飲みは立ってお酒や料理を楽しむ飲食店

角打ちは酒屋の好意で設けられたスペースで購入したお酒を飲むこと

というのが大きな違いです。
角打ちは江戸から続く文化で当時は、日本酒は客が持ってきた升に入れて量り売りをするスタイルでしたが、ある客が家まで持ち帰るのを我慢できず、店内で升の角に口をつけて飲んでしまったことから「角打ち」と呼ばれるようになりました。

 

大宮駅東口駅前の「いずみや」のとなりに角打ちがあり行ったことを思い出しました。

最近は閉店する酒店がおおく、角打ちも少なくなってきています。