風情を感じる柚子きり

この時期にしか出来ない変わりそばが「柚子きり」だ。 柚子の皮の表面だけを卸し金で摺って更科粉に 練りこむ贅沢なそばだ。 500g玉で中くらいの柚子が2個つかう。 部屋中が柚子の香りに包まれ 気分よくそばを打つことが出来る。 江戸時代に変わりそばが流行ったようだが 季節季節の食材をそばに練りこむことにより 季節感とその香り、色を楽しんだ江戸人は なんと風情があったのだろうと思う。 現代人は風情を感じることが減ってきたようだが 季節感を感じるそばを時々打っていきたいと思っている。
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