和田秀樹の「ぼけの壁」要約(4の2)

認知症の症状

  • 第1の症状は記憶障害です。
    短期記憶 直近、最近覚えたことから失われ始め次第に長期記憶となり長年記憶していたことが失われていきます。
  • 第2の症状は失効です。
    今まで普通に出来ていた動作や行動ができなくなります。突然服の着方がわからなくなったり、家電製品が使えなくなったりすることを指します。
  • 第3の症状は失語です。
    人の話が理解できなくなったり自分が話すことができなくなることです。
  • 第4の症状は失認です。
    今、目の前にあるものがなんであるかわからなくなる状態をいいます。


問題行動

・暴言暴力
・徘徊
・介護抵抗
・食行動異常

心理症状
抑うつ 気もちが落ち込んでやる気が出ない状態
・自発性の低下 意欲が低下し、一日中ぼーっとしてる状態
・不安 焦燥 落ち着きがなくイライラしている状態
・妄想 お金や物を盗まれたなどの妄想にとらわれる状態
・幻覚 現実には無いものを見たり聞いたりしたと言い出す状態

患者に対して機嫌を取るという発想で臨む
強く叱ったり声を荒げたりするのはNGです
面倒なお客に接するような気持ちで臨むと結果的に介護を楽なのにします。
今喜ばせる腹を立てさせない、という態度で接すると問題行動が起きにくくなります。
怒らず叱らず否定せずです。

 

次回に続く・・・