精神科医の和田秀樹さんが、SNSに投稿していた記事が気になり書いてみました。
前提として
前頭葉(ぜんとうよう)とは、大脳の前部分に位置し、人間の運動、言語、感情をつかさどる器官のことです。
脳には「意欲」をつかさどる部位の「前頭葉」があり、40~50代頃から萎縮し、老化し始めます。
そのため、意欲も衰えてしまうのです。
意欲がなくなると不安の感情が増し、早期に認知症になってしまう危険性もあります。
前頭葉が働くのは、経験したことがないことに向き合ったときです。
いつも同じことをしていては、前頭葉はますます衰えてしまいます。
定年後も心身の健康を保ちながら楽しく生き抜くために必要なことは何でしょうか?
それは、好奇心です。それを支えるのが行動力です。「ちょっと出かけてみよう」からすべてが始まります。
私は市役所やとなりの文化センターには歩いてよく出かけますが、歩く道順を少し変えてみると新しい発見があります。
先日は脇道に入ってみたところ、そこに無人の販売所があり、そこで採れた季節の野菜が並んでいました。白菜や柚子などを並べていました。
いまどんな野菜が採れて、値段はいくら?という新しい発見がありました。
そういう自分の目で確かめる気持ちも好奇心から生まれてきます。
前頭葉の活性化に欠かせないのも好奇心でした。
「うーん」と腕組みして「どうするかな」「いまでなくてもいいかな」と座り込むのでなく、「ちょっと出てみるかな」、「とにかく出かけよう」と軽い気持ちでドアを開けて外に出ることです。
出て何をするか、とりあえずどこに行くかは外に出てから考えればいいのです。
いつまでも若々しい高齢者は「ちょっと出てくる」とひと言だけ残して家を出ていきます。
前投葉に刺激を与えて若々しく生きたいものです。