新しいそば打ちの研鑽

築地そばアカデミーの井上先生の新刊、「手打ちそばの作り方」に「大切なのは打ち始めの5秒」とある。水を投入したら出来るだけ早くそば粉に水を満遍なく行き渡らせるのが肝要で、ここで8割方決まるという。そして、できるだけそばにストレスを与えない打ち方をしなさいと書いてある。3日前からその打ち方を試している。まず顕著に現れるのが加水率の低下である。今まで41~41.5%だったのが、ここ3日は40%で決まっている。しかも、麺体がしっとりしていてねばりがあるのだ。そばにストレスを与えると硬くしまってしまうという。「菊ねり」は35~40回で終わりにしている。ここのところ本を傍らに置いて打っている。実践を意かさねて、そば教習で新しい指導が出来そうである。